ビジネスシーンで要注意ワード

2019.04.10

頼みや誘いを断るときは 柔らかく意志を伝える

本日のチェックワード 79「頼みや誘いを断るとき」

「希望に添えず残念」という気持ちをにじませれば好印象

 取引先やお客さまからの頼みを断るときは、角を立てずにこちらの意志を伝えることが求められます。ここでは、断るときによく使われる表現を4種類紹介しましょう。

この使い方で差が出る

「あいにく~で……」
「希望に添いたいのは山々だが都合が悪くて……」というニュアンスを含む柔らかい表現。「自分はお受けしたいのですが」という言外の意図が伝わりやすい言い方なので、相手の心情に訴えたい場面に向いています。似た表現として「お気の毒ですが」という言い方も。
 
「ご期待に添えそうもありません」
 婉曲に断るときの定番表現ですが、自分の意志は勘定に入れずに判断する、といったイメージも。口にするときは、冷たい印象にならないよう注意する必要があります。
 
「心苦しい限りですが」
 冒頭に置くことで、かなりシリアスな印象を与えやすい表現。相手の真摯な頼みを断らざるを得ない状況で使われます。
 
「ご容赦願います」
「返品はご容赦願います」といった言い方でよく使われる言い方。顧客の無理な頼みなどを断るときの表現として定着しています。プライベートなシーンで相手の要望を拒むときは「ご勘弁願います」などの表現がよく使われます。

監修/篠崎 晃一(Shinozaki Koichi)

東京女子大学教授。専門は方言学、社会言語学。『例解新国語辞典』(三省堂)編修代表や、テレビ番組「ワーズハウスへようこそ」(日本テレビ系)の監修など幅広い分野で活躍。『えっ?これっておかしいの!? マンガで気づく間違った日本語』(主婦の友社)など、日本語の誤用に関する著書も多い。

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