リサーチ

2019.01.18

あなたは「限定正社員」になりたいですか?

多様な「働き方」、イロイロな「正社員」

正社員ではあるが、勤務地、職務、労働時間等が限定されている「限定正社員」。正社員と非正社員(非正規社員)の中間的な存在と見なされ、非正社員の待遇や雇用の安定性の向上、さらには正社員のワークライフバランスの観点からも注目されている。この「限定正社員」という働き方を、勤務地、職務、勤務時間がいずれも限定されていない「いわゆる正社員」として働く人々はどう見ているのだろうか。

今は「いわゆる正社員」、つまり勤務地、職務、勤務時間がいずれも限定されていない正社員として働いているビジネスパーソンに、将来的に「限定正社員」という働き方を希望する可能性があるかを聞いたところ、年齢や性別でその志向に違いはあるものの、約30%の人が希望する可能性があると回答した。男女別に見ると女性の志向が高く、仕事と育児との両立を視野に入れていることが一因と思われる。男性は年齢が上がるほど志向が高くなる傾向があり、ワークライフバランスの見直しや親の介護との兼ね合いなどが影響していることがうかがわれた。
 
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限定正社員を希望する理由を見ると「余暇時間を大切にしたい」「仕事と育児の両立」「仕事と介護の両立」など、勤務時間の限定による時間の有効利用に魅力を感じていることがわかる。一方、希望しない理由として圧倒的なのが「賃金が低下する」。また、「多様な経験を通じて能力を向上させたい」という業務内容が限定されることへの抵抗感も見受けられた。
 
 
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「働き方の多様化」が進む中、労働人口の確保のために企業が取り入れてきた限定正社員という働き方。現状は育児や介護など、仕事以外に時間を割くために利用する向きが多いようだが、今後は捻出した時間を学び直しに充てスキルを磨いたり、職務内容を限定することで高めた専門知識を副業に活かしたりなど、それぞれの活躍の場を広げるために利用することも考えられる。企業側の用意した制度をどう活かすか、改めて自分にとってのメリットやデメリットを検討して見るのも良いかもしれない。
 
 
 
作成/コクヨ ワークスタイルイノベーション部
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