リサーチ

2018.10.12

多彩なスキルに需要あり!広がるスキルシェアリング

人気スキルが新たな働き方のヒントに?!

カーシェアリングに始まり中古品の売買、さらには民泊と拡大を続けるシェアリング市場。その中でも家事代行や育児、知識などを提供するスキルシェアが注目を集めている。パラレルキャリアや副(複)業などといった本業以外での収入を考えるビジネスパーソンにとって、シェアリング市場で存在感を増しつつあるスキルシェアリングは興味深いテーマではないだろうか。

スキルシェアリングの利用及び提供経験を世代別に見てみると、20代と30代が比較的高い。同様に「利用してみたい」「提供してみたい」という意向も強く、若い世代を牽引役にしてスキルシェアリングが世の中に浸透していく可能性を示唆している。また、提供経験よりも利用経験が多いというのは、提供するよりも利用する方が心理的なハードルが低いことの表れのようにも受け取れる。実際に利用した経験者が提供側へと転じることで、さらにスキルシェアリングは広がっていくのではないだろうか。
 
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実際にやり取りされているスキルは実に多彩である。依頼したことがあるスキルで多いのは「家事」「配達」、提供したことがあるスキルでは、「家事」「指導」「文章、コピーライティング、記事作成」が目立った。「家事」や「宅配」は既にサービスとして浸透している感があり、共働き世代の日常生活のサポートサービスとして、利用しやすいのかもしれない。一方、「指導」や「文章、コピーライティング、記事作成」には、各分野における専門知識やノウハウが求められ、誰に依頼するかによってサービスのクオリティにも大きく差が出る。裏を返せば、人気が出ればリピートにもつながるため、提供する側からすると磨きがいのあるスキルではないだろうか。また、語学や料理、音楽やスポーツなど依頼される分野も多岐にわたっており、今後さらなる需要が見込まれるスキルとも考えられる。
 
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今後、企業によるパラレルキャリアや副業解禁などの動きが活発になれば、スキルシェアリングの市場もますます拡がっていくことが予想される。加えて、これまで企業内部で行われていた業務をアウトソーシングするBPO(Business Process Outsourcing)サービスが積極的に取り入れられる傾向にあることも見逃せない動きだ。シェアされる業務の拡大で、市場に新たな需要が生み出される可能性がある。市場で人気のスキルや供給が足りていないスキルとは一体何か。扱われるスキルのトレンドを追っていけば、ビジネスパーソンの取り組むべき学び直しのヒントが見つかるかもしれない。これからも多彩なビジネスの可能性を秘めたスキルシェアリングの動向から目が離せない状況が続きそうだ。
 
 
(出典)消費者庁資料「スキルシェアリングサービスの動向整理

作成/コクヨ ワークスタイルイノベーション部
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