リサーチ

2018.09.28

快適オフィスでやる気アップ⁉ 物件選びのポイントは?

オフィス移転で社員のモチベーションが変わる?

ビジネスパーソンが1日の大半を過ごす社員のやる気を左右するオフィス環境 。実際オフィス移転に際して社員の満足度を重視する企業が多いとのアンケート結果が出ている。賃料や立地だけではないオフィス選びの条件とは何か。調査結果からイマドキ企業の求めるオフィス環境を考える。

オフィスの移転・入居の理由では「人員増で手狭になった」をはじめ、「新規事業立ち上げにより、スペースが必要となった」や「採用を強化するため」など、企業景気が好調であることをうかがわせる内容が目立った。そんな中で2位にランクインしたのが「従業員のモチベーションを上げるため」。企業側の従業員満足度に対する関心の高まりを表している。
 
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下図は移転理由として「従業員のモチベーション向上」を選んだ企業(以下YES企業)と選ばなかった企業(以下NO企業)がオフィス選びで重視したことを比較したグラフである。ほぼ全ての項目において緑のグラフの数値が高く、YES企業の方がオフィスへの要求が高いことが読み取れる。
YES企業がNO企業に比べて特に重視しているのは、「貸室内のレイアウトのしやすさ」「ビルの耐震性・新耐震基準並の強度」「ビルの外観・共用部のグレード感」「ビルの清掃衛生・維持管理状態」など。従業員の快適性や安心・安全を考慮していることがわかる。逆に「賃料」の重視度はNO企業より低く、多少高額でもより良いオフィス環境を求めていることが読み取れる。
 
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オフィス環境が従業員のモチベーションに与える影響は多岐にわたる。建物の安全性は仕事に集中するための大前提であるし、ハイグレード物件への入居は経営の健全性の裏付けでも裏づけでもあり、従業員に安心感を与えるかもしれない。また、移転を機にフロアのレイアウトを一新すれば、従業員同士のコミュニケーションを活性化することもできるだろう。賃料や立地、さまざまな要素が絡むオフィス移転ではあるが、従業員の満足度を高めることが、結果的に業務効率向上につながるのでで会社への信頼が増し業務効率も上がるのであれば 、これまでと違った観点でオフィス選びをすることも有効ではないだろうか。
 
 
 
(出典)ザイマックス不動産総合研究所  オフィス移転にみる企業行動と働き方改革 
 
作成/コクヨ ワークスタイルイノベーション部
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