ビジネスシーンで要注意ワード

2018.07.06

「準備万端!」だけでは上司は安心してくれない

本日のチェックワード 63「準備万端」

「資料作成も終わって、明日の準備は万端です」

 明日は大切な会議。すべての準備を終え、あなたが上記の言葉をかけたところ、リーダーは「で?」と次の言葉を待っています。準備は完璧に整っています、と言ったはずなのに、なぜ理解してもらえないのでしょうか?
「準備万端=準備がすべて整っていること」と思っている人が多いかもしれません。しかし、そもそも「万端」とは、「ある物事に関するあらゆる事柄や手段」を表す言葉。ですから「準備万端」だけだと「準備に関するすべて」を意味し、準備ができたことにはならないのです。たいていの人は「準備万端」だけでも理解してくれるでしょうが、「整った」をプラスするか、あるいは「万端」を「万全」(完全で手落ちがないこと)と言い換えれば、文句のつけようがない表現になります。

この使い方ならOK

準備万端整っております。
・準備は万全です。

監修/篠崎 晃一(Shinozaki Koichi)

東京女子大学教授。専門は方言学、社会言語学。『例解新国語辞典』(三省堂)編修代表や、テレビ番組「ワーズハウスへようこそ」(日本テレビ系)の監修など幅広い分野で活躍。『えっ?これっておかしいの!? マンガで気づく間違った日本語』(主婦の友社)など、日本語の誤用に関する著書も多い。

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