ビジネスシーンで要注意ワード

2018.03.30

「目覚めが悪い」と 良心の呵責を感じる?

本日のチェックワード 58「目覚めが悪い」

「Cさんを人事考課で低く評価したら異動が決まって、なんだか目覚めが悪いよ」

 同期の友人から上記のような打ち明け話をされたら、「よく聞くフレーズだけど、何かが違う」と感じる人が多いのではないでしょうか。
 この文章で間違っているのは、「目覚めが悪い」という慣用句。正しくは「寝覚めが悪い」を使うべきです。このフレーズには「眠りから覚めた後の気分がよくない」という意味もありますが、おもに、「自分がよくない行動をして良心の呵責を感じる」の意味で使われます。「寝覚め」と「目覚め」を混同して使う人が目立ちますが、例えば上記の例だと、「自分のせいで異動が決まった気がして、起き抜けの気分が悪い」といったとんちんかんな内容になってしまいます。知識さえあれば正しい使い方ができるので、この機会に覚えてしまいましょう。

この使い方で差が出る

・Aさんでほぼ決まりなのに、当て馬でBくんにも声をかけるなんて、寝覚めが悪いですね。

監修/篠崎 晃一(Shinozaki Koichi)

東京女子大学教授。専門は方言学、社会言語学。『例解新国語辞典』(三省堂)編修代表や、テレビ番組「ワーズハウスへようこそ」(日本テレビ系)の監修など幅広い分野で活躍。『えっ?これっておかしいの!? マンガで気づく間違った日本語』(主婦の友社)など、日本語の誤用に関する著書も多い。

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