ビジネスシーンで要注意ワード

2017.12.04

「順延」という表現は 意外にくせ者

本日のチェックワード 51「順延」

「雨天の場合は日曜、その日も雨なら翌週の土曜に順延でお願いします」

 イベントや行事の予備日を決めるときに、上記のような言い方をしていませんか? 一見すると問題なさそうですが、言葉の意味から考えると正しくない表現です。
「順延」は「順繰りに日程を延ばすこと」という意味なので、「今日が無理なら明日、それがダメなら明後日……」と日程を後ろ倒しで先送りにしていくイメージ。日程が決まっている場合には、「延期」という言い方をします。他人から「順延で」と言われたら、どの日程なのかをしっかり確認しましょう。

この使い方ならOK

・この日曜が雨なら、同じ曜日に延期でお願いします。

監修/篠崎 晃一(Shinozaki Koichi)

東京女子大学教授。専門は方言学、社会言語学。『例解新国語辞典』(三省堂)編修代表や、テレビ番組「ワーズハウスへようこそ」(日本テレビ系)の監修など幅広い分野で活躍。『えっ?これっておかしいの!? マンガで気づく間違った日本語』(主婦の友社)など、日本語の誤用に関する著書も多い。

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