ビジネスシーンで要注意ワード

2017.09.08

ビジネスの場で「お茶を濁す」と信用は地に墜ちる!

本日のチェックワード 46「お茶を濁す」

「納期を早めてほしいと言われましたが、現場の状況がわからなかったので、お茶を濁しておきました」

 取引先から戻った部下から上記のような報告を受けたとき、あなたならどう判断しますか? 「まあ、自分の判断だけで即答はできないよな」と納得するでしょうか。
「言葉を濁す」と混同して使っている人が少なくありませんが、「お茶を濁す」は「いい加減な言葉や行動でその場をごまかす」といった意味。茶道に通じていない人がお茶をいい加減に混ぜてその場を取り繕ったことから、この表現が使われるようになりました。
 ですから部下が「お茶を濁しておきました」と言った場合、この慣用句の正しい意味から考えると、「適当なことを言ってごまかしてきました」ということになります。つまり上司としては、「どうして社内できちんと確認しないんだ!」と叱るべきところなのです。もちろん自分でも、シチュエーションによっては使うべきではない要注意フレーズです。

この使い方ならOK

・そうやってお茶を濁していると信用を失うことになるぞ。

監修/篠崎 晃一(Shinozaki Koichi)

東京女子大学教授。専門は方言学、社会言語学。『例解新国語辞典』(三省堂)編修代表や、テレビ番組「ワーズハウスへようこそ」(日本テレビ系)の監修など幅広い分野で活躍。『えっ?これっておかしいの!? マンガで気づく間違った日本語』(主婦の友社)など、日本語の誤用に関する著書も多い。

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