ビジネスシーンで要注意ワード

2017.02.22

「切り崩す」

本日のチェックワード 37

A「備品がだいぶ古くなってきたね」
B「積立金を切り崩して新しいものを購入しましょうか」

「まとまったものから少しずつ取り出す」というニュアンスで「貯金を切り崩す」といった表現を使う人は少なくありません。しかし「切り崩す」は、正しくは「切ったり削ったりしてもとの形でない形にする」という意味なので、このケースだと「新しい備品が高額で、積立金の残高がかなり減ってしまうということ?」と誤解を与えてしまいます。「取り崩す」などと言い換えましょう。
 

この使い方ならOK

・積立金を取り崩して備品購入に充てましょう。
・反対派を切り崩しておく必要がありますね。

監修/篠崎 晃一(Shinozaki Koichi)

東京女子大学教授。専門は方言学、社会言語学。『例解新国語辞典』(三省堂)編修代表や、テレビ番組「ワーズハウスへようこそ」(日本テレビ系)の監修など幅広い分野で活躍。『えっ?これっておかしいの!? マンガで気づく間違った日本語』(主婦の友社)など、日本語の誤用に関する著書も多い。

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